てんかんとはどんな病気?その疑問にお答えします

てんかんと車の運転

てんかんという脳の病気は発作を繰り返す病気なのですが、脳の神経細胞に突然発生する興奮によって発作を起こしてしまうのです。
大脳に突然発生する電気的な興奮はどのようなことがきっかけになるのかわからない場合が多く、いつ発症するのかわからないのです。
発作の内容としては突然意識を失ってしまう、体がガクガクと痙攣してしまう、一定の間意識がないような状態が続くといった症状があります。
てんかんを発症する年齢としては3歳以下の乳児期と成人、高齢者でも発症します。
3歳以下が多いのですがこの年齢で発症した場合は治癒することがあります。
成人になって発症するような場合や高齢者になってから発症する場合は治癒することが難しく、薬によって発作が起こらないようにします。
成人や高齢者のてんかんの原因は脳になんらかの障害を起こしてしまったために発症することが多く、脳炎や脳梗塞、脳出血、頭を強打したような場合に発症します。
成人や高齢者のてんかんもいつ発症するかわからないということと、意識を失ってしまうことが多いため車の運転なども制限が出てくることになります。
事実事故も発生している状況でもありきちんと医師が判断して診断書を書いてもらう必要があり、それまでは車の運転はできません。
てんかんの治療はまず発作を抑える薬を飲み続けます。
強い発作を起こしてしまうとより脳に負担をかけてしまうことにもなります。
てんかんはその原因や種類によって治るものと治らないものがあります。
それは脳の傷がなくなるわけではないので、薬を飲んでいて発作を抑えられていても睡眠不足やストレスなどが原因で発作を起こしてしまうこともあります。
ますは医師とよく相談をして長い目で治療を続けることが大切です。

てんかんの発作と似た症状

てんかん発作には、診断する上で紛らわしい症状がいくつかあります。
通常は区別することが困難ということはないのですが、場合によっては間違われる場合があります。
てんかんの発作なのか、その他の紛らわしい症状なのか周囲の人は、よく症状を観察して医師の診断の際には伝える様にしましょう。
まずは、転換性障害という精神的な葛藤が身体の症状に転換されて障害として現れるという病気があります。
本人は意識しないながらも、病気をすることで周囲の助けや愛情を受けようとするものです。
この為、治療が困難なものになると言われています。
また、てんかん似ていて、また別のとても危険な発作として過性脳溢血発作というものもあります。
脳の血管の詰まりによって、半身がしびれたり、言語障害が出たりする為、てんかんの発作と区別がしにくいのです。
一過性とはいえ、とても危険な症状なので、数日のうちにも脳梗塞を発症する場合も多く、この症状が現れたらすぐに病院を受診する必要があります。
他にもナルコレプシーの様に、強い睡眠発作を起こして突然眠り込んでしまう病気もてんかんと間違われやすいです。
また、小児期から思春期までに見られる採血後や起立時の失神も、てんかんと紛らわしいものです。
また、乳幼児に見られる症状で熱性けいれんや憤怒けいれんなどもてんかんとは間違われやすい症状です。
熱性けいれんは、38℃以上の発熱時に起こる全身性のけいれんです。
てんかんに移行するということは、ほとんどはありませんが、ごくわずかですが、移行する方もいらっしゃいます。
憤怒けいれんは、乳幼児が激しく泣いている時に急に呼吸が止まって全身がけいれんしてしまう症状ですが、脳波に異常はなく、成長と共におさまるものです。

てんかんの方の日常生活

てんかんと診断をされた人は、もう既に病院を受診して自分に合う薬で内服コントロールをしている人が多いでしょう。
てんかんの薬を飲んでいるときは確実に薬を飲んで発作が出ないようにコントロールするということが大切になるのです。
では内服を確実にするために日常生活で注意することはなんでしょうか。
それは規則正しい生活をするということです。てんかんの内服は通常一日2回程度です。
朝と夜に内服をするのですね。これを規則的に飲むことによって血液の中の薬の血中濃度を高め発作が起こらないようにするのです。
子供の間は保護者が内服の管理をするでしょう。
朝学校に行く前と夜寝る前。保護者が気を付けたら比較的規則正しく内服できます。
しかし問題なのは、大学生や成人になってからです。
夜が不規則になったりすることもありますね。
またお酒を飲むようなこともあるかもしれません。
そのために薬を飲み忘れるということがないようにしなくてはいけないのです。
また日常生活で気を付けるべきことはもう一つあります。
それは体調を崩さないように気を付けるということです。
普段と変わらない生活を送っていれば問題ないのですが、もしも体調を壊して風邪を引いた、嘔吐するというようなことがあると、身体の水分量やミネラル量が変化してしまいますね。
そうなると体の中の薬の血中濃度が変動し、発作を起こしやすくなってしまうのです。
また風邪などを引かなくてもストレスがある場合も同様です。
ストレスを抱えると体は自然と免疫力が下がったりします。
そうすると病気になりやすくなるのですね。
そのために大切なことは、規則正しい日常生活を送ること。
体調を崩さないようにすること。
そして睡眠、栄養などに気を付けて生活をすることが大切なのです。